つづら箱

日々感じたこと、思いなどを形にとらわれず、自由に書いてます

サボテンの花

自分の体に棘をまとい、「私は私」と自分を主張しているサボテン
周りの愚劣な野次も寄せ付けず、誹謗中傷もはねつけ、沈黙している。

沈黙の中で、内部では何かが起きていて、それがやがて花を咲かせるのだ。
サボテンの花は、とても可憐な小さな花だけど、愚劣な野次、誹謗中傷も黙らせる
勝利の花だった。

寝顔

猫の寝顔、犬の寝顔、子供の寝顔、赤ちゃんの寝顔
寝顔を見ていると自然と微笑んでしまう。
寝顔には不思議な力が宿っているような気がする・・・
安らぎ・・・
癒し・・・
安心・・・
平穏・・・
幸せ・・・
平和・・・


人も動物も生き物全てが、生命の遺伝子の中に組み込まれていたプログラムなのではないか?
そのプログラムが、人や動物、生き物が寝ている時に稼動して、不思議な力を発するのではないか?
・・・そんな事を考えながら猫の寝顔を見て今日も癒される。

ウルトラマン

今日も過酷な任務を終えて、ウルトラマンは眠りにつく・・・

ウルトラマンは、地球には3分しか在籍できない為、地球での主な仕事は、1分で地球を一回りしてパトロールし、残りの2分間で、各国にスマホで異常なしと、一斉送信で報告するのが仕事だ👮

それから、宇宙に戻り、かつて闘った怪獣達と共に宇宙の警備にあたるのだ👾

警備は、結構重労働で、宇宙に散りばっている、ミサイルの残骸を撤去したり、惑星と惑星の軌道修正をしたり、燃え尽きた星を拾い集め、ブラックホールに入れてホワイトホールから新しく生まれ変わった星を宇宙の軌道に乗せてあげたり・・・と、なかなか忙しく重労働なのだ。


空を見上げ、星空がきれいに見えるのは、そんなウルトラマンと怪獣達の働きのお陰なのである。

手のひらのしわ

「だから、おまえは一体何がしたいんだ?」
ドラマの中で、主人公に対して父親が言った言葉・・・
何かひっかかった・・・
今更、何を?
そうだよ・・・
自分自身に言い聞かせる・・・


若い頃は、いろいろな夢を持ち未来はきらきら輝いていた。
年をとっていくにしたがって、それらの夢も変わってきて、今ある現実と
自分の夢をつなげていくことが、できなくて、結局、夢は夢で終わってしまい
それからは現実の生活に押し流されて、ただひたすら生きて・・・
手のひらに残っていたのは、今までの生きてきた記憶が深く刻まれたしわだけ・・・


共に泣いて、共に笑って、共に悲しんで、共に喜んできた、手のひらのしわは
これからも、わたしと共に泣いたり、笑ったり・・・
・・・そして、右手と左手のしわを合わせて・・・ね・・

冬の散歩道

寒さが一層厳しくなった今日この頃・・・
仕事帰りの車の中で、サイモン&ガーファンクルの「冬の散歩道」を
聴く・・・
地の底から鈍く低い地響きがブーンと響くような・・・
それは、まるで魂が地の底から唸りをあげて、這い上がってくるような・・・
そんな、感覚をおぼえた・・・


何だろう・・・・?
今まで、散歩してきた道?


平な道、デコボコ道、ぬかる道、いろいろ歩いてきた・・・
・・・ずいぶん遠くまで歩いてきたな・・・


散歩は、まだまだ続くと思う・・きっとまだ、見つけていない何かを見つけるために。


ずっと、しらけた生活していた私の中で、魂は、それを気づかせるために唸りをあげていたのだと思う・・・