つづら箱

日々感じたこと、思いなどを形にとらわれず、自由に書いてます

昨年の6月、父がこの世を去った。享年80歳
悲しいというより、さみしい気持ちと、後悔・・・
もっと、父と一緒に酒を酌み交わしたかった。
もっと、庭木の話を聞きたかった。
もっと、実家に帰ってあげればよかった。
いろんな思いがこみ上げてくる。
2人姉妹の長女の私は小さい頃から「おまえは、この家を継いでいくんだよ」
と、つねづね、呪文のように言われ続け、期待され、私は見事に父の期待を裏切って
嫁に行き、代わりに妹が後を継ぎ婿さんを迎えた。
私も妹もそれぞれ子供ができ、父もあの頃が一番幸せだったのかもしれない。
・・・しかし、数年後・・私は離婚、妹は蒸発・・・
何という親不孝な姉妹・・父の気持ちは、どれほどだったのか、あの頃の私は父の気持ちなど知る由もなく自分の事で精一杯。
母は私を責めたけど父は一言「覆水盆に返らず」と言った。
自分勝手でわがままで、親不孝者の娘なのに、父は許してくれた。
父の生涯の後半は病との闘いだった。入退院を繰り返し最後に自宅に帰り、眠るように最後の息をひきとった。
父は生前、俳句や短歌を趣味にしていたので私のブログに載せ父の冥福を祈ります。
里山の鐘の音響く夜の町
夢にでた夕べの酒はみれん酒
この道は孫と歩いた散歩道

今日と違う明日

昨日と違う今日が終わる。

今日と違う明日が来る。
もしも、傷ついた小鳥がいたなら、その傷が癒えるまで、たんぽぽのわたげのベットでお休み。もしも、悲しんでいるきつねがいたら、お月様が悲しみの心をやさしい光で包んであげる。もしも、苦しみを抱えているおおかみがいたら、クマが半分背負ってあげる。
今日は、小鳥が傷ついて、きつねが悲しんで、おおかみが苦しみを抱えていたとしても、
明日・・そしてまた明日・・・少しずつ、少しずつ、痛みも和らぎ、癒され回復にむかう・・そう、今日と違う明日がある・・だから、大丈夫・・ゆっくり、時間をかけて回復すればいい。
何も考えず、今日はゆっくり、おやすみ。

母の梅干

先日、実家から野菜と梅干が送られてきた。
毎年、梅干用の梅と野菜と実家の母が昨年漬けて食べきれなくなった、余りの梅干を
送ってくる。母の漬けた梅干は、とにかく強烈な味としか言いようのない、母の性格がにじみでた味である。すっぱさと、しょっぱさが、それぞれレベル5まであるとしたら、
早押しで5と答える。
その強烈な味の梅干を、早速朝食に出すと、まずは長男「相変わらずだね~ばあちゃんの梅干は、目が覚める~」そして次男「うわ~!朝から強烈過ぎて口から涙でたわ~」
二人とも、梅干のような顔して食べていた。


銀色の刃

一雨ごとに植物たちは、いきいきと勢いを増して伸びていく
花の成長が一ならば、雑草たちは、その二倍ほど成長速度が速い
花は優雅にのんびり、おっとりと咲いているのに対して雑草は、どんどん自分たちの領土を増やし、気がつくと「ここは、オレ様の領土だ!」と言わんばかりに私の前に立ちはだかってくる。そうなると雑草たちの年貢の納め時がやってくる。
「お前たちの勝手にさせるものか!」
銀色の刃が、うなりをあげて雑草たちを、なぎ倒す。
すべての雑草たちを、なぎ倒すと、銀色の刃は静かにたたずんだ。
戦いが終わり、かすかに緑のにおいが立ちこむ。
辺りを見渡せば、花たちが楽しそうに風にゆられながら、おしゃべりをしていた。

アトピー

季節の変わり目、長男のアトピーが悪化
皮膚科から処方された薬を塗りながら長男は「何で右腕と左腕、こんなに違う
んだろう」と私に両腕を見せた。確かに右腕はそれほどひどくはなさそう・・
それに比べて左腕は見るからに、かゆそうだった。
私は「うん、確かに、こっちのほうが、ひどいね、きっと右腕と左腕の成分が違うんじゃない?」と言った。
長男は「はぁ?右腕と左腕の成分が違うって・・オレはサイボーグか」
と、苦笑した。